新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月に株価が大きく下落しましたよね。
株価の下落により資産バランスが崩れたので、4月に入りリバランスをしました。
最近の株価回復で「株式アセット」の評価額が上がってますよね。
株価の上昇をもう少し待った方が儲かるかな?と迷いましたが、7月にもう一度リバランスをしましたのでご報告します。
リバランスの効果について説明しています。こちらをご覧ください。
【資産運用】1年半の初心者がリバランスをしました。その方法と効果は?
私のアセット・アロケーションとリバランス前のバランスは次の通り。
アセット | 配分 | リバランス前 |
国内債券 | 10% | 9.08% |
国内リート | 15% | 14.32% |
海外株式 | 60% | 62.09% |
海外リート | 15% | 14.51% |
100% | 100.00% |
株式とリートが多めで今回のコロナウイルスの影響を強く受けました。
しかし、株価の回復がすすみ海外株式が2%ほど乖離していたのでリバランスを行います。
2%程度の乖離でリバランスをするべきか?という考えもありますが、今回はガマンできずにやってしまいました(笑)
リバランス後は次の通りです。
アセット | 追加購入 | リバランス後 |
国内債券 | 30.70% | 10.00% |
国内リート | 30.30% | 15.00% |
海外株式 | 12.99% | 60.00% |
海外リート | 26.00% | 15.00% |
100.00% | 100.00% |
リバランスには2つの方法があります。
- 売却してリバランス
- 追加取得でリバランス
今回は追加取得で元のバランスにピッタリ整えました。
リバランスの2つの方法
アセットバランスを理想の比率に整える2つ方法を簡単に説明します。
売却してリバランス
この方法は「売却」と「購入」をセットで行います。
評価額が高くなったアセットを売却して、評価額が相対的に低くなっているアセットを購入する方法です。
特徴は次の通り。
- メリット:追加資金が不要
- デメリット:売却
毎月の積立額以外は資金が用意できない場合でもリバランス可能というのがメリットです。
しかし、「売却」がデメリット。
評価額が高いアセットは含み益があるケースが多く、売却によって税金がかかります。
また、「NISA」や「つみたてNISA」では税金は発生しませんが、売却した非課税枠は元に戻りません。
非課税枠は可能な限り含み益を大きく育ててから売却するのが効果的です。
老後の取崩し段階になるまでは売却せずに持ち続けたいので、リバランスで売却するのはもったいないですね。
可能であれば、次の追加取得でリバランスする方法をオススメします。
追加取得でリバランス
この方法は購入のみを行います。
評価額が低いアセットを追加購入して、全体を元のバランスに戻していきます。
特徴は次の通り。
- メリット:売却しない
- デメリット:追加資金が必要
追加取得の資金が必要というデメリットがありますが、売却しなくても良いのが最大のメリットです。
先ほども説明しましたが「売却」にはさまざまな弊害があるので、追加資金を用意できるならこちらをオススメします。
また、資産総額が小さいうちは毎月の積立て額を調整することでもリバランスが可能です。
- 評価額が高くなっているアセットの積立額を少なく
- 評価額が低くなっているアセットの積立額を多く
こうすることで、数ヶ月かけて全体のバランスを整えることもできます。
資産総額が多くなると毎月の積立でのリバランスも難しくなりますが、資産運用の初期はこの方法がオススメです。
私は今回、追加取得でリバランスしました。
2番底に備えて準備していた資金の一部をリバランスで使いました。
(一部は2番底に備えて残します。)
最後に
リバランスは当初のアセット・アロケーションを維持するための仕組みです。
自分のリスク許容度の範囲内で得られるべきリターンをしっかり得るために必要な作業の一つです。
また、リバランスは評価額が「高くなった資産を売り安くなった資産を買う」ので自然と「安く買い、高く売る」をしています。
「安く買い、高く売る」ことが仕組みとしてできるのがリバランスの効果だと再認識しました。
皆さんも定期的にアセットバランスをチェックしてリバランスをしてみてはいかがでしょうか。
投資信託の運用実績を公開しています。こちらもご覧ください。
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