【教育資金】学資保険と積立投資のどちらがお得?

【教育資金】学資保険と積立投資のどちらがお得?資産運用
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人生の3大支出の一つである「教育資金」をどのように確保していますか?

 

教育資金を貯蓄するための手段としては「貯金」「保険」「投資」が考えられますよね。

 

私には子供が一人いて、幼稚園を卒業した年に学資保険を契約しました。

 

金融リテラシーが低くかった当時の私は「積立投資」をそもそも知らず、選択肢にすらなりませんでした。

 

それから9年間コツコツと保険料を払って来ましたが、投資していればどうだったのか?と気になり検証してみました。

 

直感的には積立投資の方が有利と思いますが、実際の保険契約と積立投資のバックテストを比較しています。

 

学資保険と積立投資どっちが得なのか?どれだけ得か?をご紹介します。

 

学資保険を契約する前にぜひ見て頂きたいです。

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【教育資金】学資保険と積立投資のどちらがお得?

積立投資は後で詳しく説明しますが、株と債券の比率を変えた4つのケースで計算しました。

 

各ケースでエクセルを使い計算した運用利回りは次の通りです。

  • 【保険】実際の保険契約:1.07%
  • 【投資】
    • 国内債券100%:1.08%
    • 株式30%債券70%:4.07%
    • 株式50%債券50%:5.48%
    • 株式70%債券30%:6.83%

リスクを取れるなら、やはり積立投資の方が圧倒的にパフォーマンスが良いです。

 

しかし、学資保険の元金保証という安心感は捨てがたいものがあります。

 

保険は資金拘束の期間が長く、それが「メリット」にも「デメリット」にもなると考えます。

 

ですので、どちらを選択するかは、やはり自分しだいですね。

 

その当時の私に今くらいの金融リテラシーがあれば積立投資を選択していたでしょう。

しかし、積立投資を提案されたとしても、当時の金融リテラシーが低い私にはリスクを取ることが理解できず保険を選考していたかもしれません。

学資保険と積立投資の利回りの計算

学資保険と積立投資の利回りを計算していきます。

 

学資保険

私が契約した学資保険の内容は次の通り

  • 契約日 2011年3月
  • 掛け金 30,614円
  • 払込期間 10年間(最終払込は2021年2月)
  • 10年後の満期返戻金3,874,800円(利回り1.07%)
  • 2020年7月の解約返戻金は2,498,400円(利回り▲7.38%)

 

財務省の発表している国債の10年物の流通利回り(2011年3月末時点)が1.255%。

国債金利情報 : 財務省
国債金利情報

 

元金保証されている保険の利回りで1.07%はそれほど悪くないと思います。

 

しかし、現時点での解約返戻金は2,498,400円なので中途解約では約96万円の損。

 

やはり、解約しずらいですね。資金拘束は私にとってはデメリットです。

 

積立投資

積立投資をするケースとして4つを想定しました。

  • 国内債券100%で運用
  • 株式30%債券70%で運用
  • 株式50%債券50%で運用
  • 株式70%債券30%で運用

 

国内債券のみ投資信託で運用するケースはあまりないかな?と思いましたが「個人向け国債」で運用するケースの代替として採用。

 

しかし、積立投資するなら「株式」を含めるケースが一般的ではないでしょうか。

 

株式を含めるケースは計算を簡略化するため、バランスファンドを使用。

 

投資信託の具体的な銘柄選びは、次の条件で行いました。

  • 保険の契約日の2011年3月から存在している
  • その中でも信託報酬が低い

 

国内債券のみのケースとして「三井住友・日本債券」を採用。

 

株式を含めたバランスファンドは「ダイワ・ライフ・バランス」を選びました。

 

「ダイワ・ライフ・バランス」は株式の保有割合に応じ3タイプあり、アセットバランスは次の通り。

日本株式日本債券海外株式海外債券
バランス3020%55%10%15%
バランス5030%40%20%10%
バランス7045%20%25%10%

 

現実の支払いと合わせ2011年3月から払い込みを開始して7月の時点では113回払込が完了。

 

結果は次の通り。

評価額(円)評価益(円)
国内債券のみ3,642,740183,358
株式30%4,220,718761,336
株式50%4,533,9731,074,591
株式70%4,862,9151,403,533

 

残り7回の払込がありますので今後どのようになるかはわかりません。

 

しかし、コロナ禍の影響を受けていても、株式を含む積立投資のパフォーマンスは圧倒的に良いです。

 

最後に

改めて学資保険も含めた結果の一覧です。

評価額(円)評価益(円)利回り
学資保険3,874,800201,1201.07%
国内債券のみ3,642,740183,3581.08%
株式30%4,220,718761,3364.07%
株式50%4,533,9731,074,5915.48%
株式70%4,862,9151,403,5336.83%

 

パフォーマンスは株式を含めた積立投資の圧勝ですよね。

 

10年間の積立投資のパワーはやはり凄いです。

 

一方で保険には資金拘束という特徴もあります。

 

一般的にはデメリットですが、お金があるとつい使ってしまう方にはメリットかもしれません。

 

私は今回の結果を見て株式50%で運用すればよかったと、当時の自分の知識の無さを悔やんでいます。

 

長期投資でお金が増える仕組みについて説明しています。こちらも合わせてご覧ください。

 

長期投資の効果について説明しています。こちらも合わせてご覧ください。

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